お正月休みのような長期の休暇が続いた後は、かなりタイヘン。
新聞が10日分ぐらいたまっているので、持ち上げるだけでも大仕事で、ダンボール箱に入れて、手漕ぎの台車に載せて引っ張っていくようなことになってしまいます。
オフィスに新聞を持っていくと、既に先輩や上司が待機していて、みんなで早速新聞に目を通します。
自社に関する記事、業界に関する記事、影響のありそうな記事を全部、赤鉛筆でしるしをつけて、ハサミで切り抜いて、台紙に貼り付けます。
実は、全部切り抜いてからが本番なんです。
自社の関連記事があると、重要なものにはコメントを書いていきます。
何でその記事が載ったのか、という経緯の説明や外部、社内を含めて質問があるときの回答の仕方を書いておきます。
一番大変なのは、スクープ記事が載ったときです。
「○○社と提携交渉が進中!」なんていうようなスクープ記事が出たときは、朝から大騒ぎです。
スクープ記事が載ったときの対応はまた、別の機会にまとめますので、今回はクリッピングについてだけです。
クリッピングにコメントを書くときには、一応、社内の関連している部門に問い合わせて、質問があったときの回答を決めておきます。
社内の人も社外の人も新聞記事を見てからの質問は、相当あります。
新聞記者さんもライバル紙の記事を良く読んでいますから、ここでの問いあわせに対する回答は十分社内で煮詰めておく必要があります。
場合によっては、担当役員と相談して決めることもあります。
そんな訳で、このコメントを書くときには、かなり気を使いますので、ここが朝のちょっとした山場になるわけです。
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