蒼天代表の浜村隆洋は、４５才で起業しました。
起業したのは、２００１年ですが、このころは、 デフレ不況真っ只中の日本、という経済環境でした。
　経済環境に加えて、４０才を過ぎてから特別な特許を持っているわけでもない人間が独立して何とか事業を軌道に乗せる、というのは、実に大変な苦労があります。
　子供にはまだ当分相当のお金がかかるのに、一方で 体力は毎年着実に衰えていきます。
　それに、ＩＴの進歩が非常に早いので、その進歩についていき、さらに使いこなすための勉強も欠かせません。昔だったら部下に頼んでおけばいつの間にか出来上がっていたものも、今はすべて自分でやらなくてはなりません。全て、サラリーマンの頃と大きく変わってしまいました。

　 堺屋太一さんの「東大講義録」という本を読んでいたら、日本の開業率は、世界的に見ても非常に低いそうです。アメリカで新しく開業する率は、 年１５．５％で、廃業率は１３．５％。その差が２％ありますが、少しずつ企業数が増えています。一方で、日本の開業率は４％なのに、廃業する率が５％。
   １０００軒の企業があるとすると、そのうち４０軒が新規にオープンして、５０軒の会社がつぶれている、という状況です。新しく企業ができる数よりも廃業する企業数の方が多いという状況なのですから、「起業する」というのは大変です。